私立大学/栃木
高度化する医療に適応できる専門性と人に対する深い思いやりの心を育てます
高度化する医療技術、看護ケアを必要とする人々の多様化などを背景に、看護職の役割は、ますます専門かつ広範囲なものとなっています。看護学科では、このような時代の変化に合わせて、最新の理論と実践の両面から高度な看護技術を習得できるカリキュラムを設けています。中でもコミュニケーション能力の向上を重視しています。人を思いやる心を育てることはもちろん、自ら意思決定できる判断力、何事にも柔軟に対応できる適応力を4年間で磨いていくことができます。
▶保健師履修コース ※保健師教育課程は選択制になります
保健師助産師学校養成課程指定規則に伴い、保健師国家試験受験資格取得のために必要な履修は、令和3年度入学生から選択制(50人)になっています。
選択する学生の選抜は、希望する者について入学後の学修成績、試験、面接等で行い、2年時終了時点で決定いたします。優れた保健師を養成するためのカリキュラムを用意しています。
なお、看護師国家試験受験資格と学士(看護学)の学位は、入学者全員が卒業時に取得します。
大田原キャンパス
・看護学
1年次
看護職に求められる幅広い力を養成
「倫理学」や「教育学」、外国語などの一般教養科目に加え、看護職に必要な「コミュニケーション概論」や情報系科目、さらに、専門基礎科目として、看護学の基盤となる人体の機能と構造など幅広く学びます。
専門科目としては、基礎看護学の学修を通して、看護の対象である「人間」の理解を進めるとともに、基礎的な看護の知識と技術を深めていきます。
はじめての実習「基礎看護学実習Ⅰ」では、看護の臨床現場に入り、看護師の仕事や対象援助の実際について学びます。
2年次
ライフステージごとの看護の理解を深める
小児、妊産婦、成人、高齢者といったライフステージの特徴と疾病・心身機能の障害について、講義・演習を通して学修を深めます。
さらに、入院患者様に適した看護を考え実施する「基礎看護学実習Ⅱ」や、地域社会で生活する方々への生活支援と地域における看護の必要性を学ぶ「生活療養支援実習Ⅰ」を通じて、看護の理論と実践を深めます。
また、看護の対象である病気や障害を持つ方々が地域社会で生活する" 生活者"であることを具体的に理解していきます。
3年次
多様な学びを通して看護実践基盤力を高める
3年次前半は、小児看護、成人看護、高齢者看護など、より専門的で具体的な看護を講義・演習を通して学び、対象者の個別性を考慮した看護の理論と実践について、さらに学びを深めていきます。
一方、3年次後半は、それまでの看護知識と技術を生かし、さらに発展させるため、さまざまな臨地施設で実習を行います。実際の臨床場面で、ライフステージや個別性を考慮した看護を考え、実践までの一連のプロセスを通して、看護実践基盤力を高めていきます。
4年次
専門職としてさらに成長して国家試験に挑む
さこれまでの学びを統合して専門性を高め、修得すべき能力を確立します。「看護管理学演習」「災害看護学」、看護の創造性や探求心を養う「看護研究ゼミⅠ・Ⅱ」などを学びます。
また、看護学実習の集大成「地域統合看護学実習」では、地域で生活する方々への支援や多職種連携、今後の地域社会の発展を含めた看護のあり方などを実践から学びます。
こうした" 共に生きる社会"の実現をめざす学修を通して、人間的にも専門職としても成長して国家試験に臨みます。
・病院
・ 老人保健施設
・ 訪問看護ステーション
・ 行政機関 (市町村役場、保健所など)など
・看護師
・保健師
・養護教諭
看護
保健師 /看護師 /養護教諭
心と知識と技術をあわせ備えた、リハビリテーション専門職を養成します
人間としての基本的な動作を取り戻すリハビリテーションを担い、障害を持つ人々の「人生の質=QOL(Quality of Life)」を高める理学療法士。少子高齢化時代を迎え、病院や施設だけでなく、在宅医療・地域保健・福祉の分野にも活躍の場が広がってきています。理学療法学科では、基礎的な科目に重点を置き、理学療法の基本及び基礎知識・技術を徹底指導。同時にコミュニケーション能力の向上も重視し、人の痛みを理解できる心を持った専門職を養成しています。
大田原キャンパス
・理学療法
1年次
アドバイザーのもと理学療法の基本を修得
1年次は、基礎医学である解剖学や生理学、理学療法の基本的知識のリハビリテーション概論や運動学などを学びます。
また、1年次より実践的な演習を取り入れており、「パルペーション」では骨や筋肉の触診方法、「PTスキルⅠ演習」では模擬症例を用いた医療面接などをアドバイザーグループで学び、チームで実践力を高めます。
総合教育科目では、国際的な幅広い視野と専門教育を受けるうえで必要な知識を習得するため英語を中心とした外国語などを学びます。
2年次
臨床医学と理学療法の知識・技術を学ぶ
2年次は、1年次で学んだ基礎医学や理学療法の基本的知識をもとに、具体的な疾患の状況把握などに必要とされる内科学や整形外科学といった臨床医学を学んでいきます。
また、病気などの障害について理学療法的な評価スキルを養う「理学療法診断学」、理学療法の技術的知識を身につける「物理療法学Ⅱ」や「運動療法学総論」も学びます。
さらに1年次よりも実践に即した演習が用意され、実際に測定機器を用いて身体機能の測定・分析に取り組みます。
3年次
臨床実習で知識と自信をより確かにする
3年次では、個々の疾患や障害に対応できる理学療法の技術を高めるために専門的な科目を学んでいきます。
また、スポーツ理学療法学などの講義を通して、スポーツ選手などの対応技術を学びます。
3年次の臨床実習「評価実習」では、実際に病院などの医療施設で理学療法の検査に取り組み、得られた結果から患者様の身体機能の評価を経験します。この臨床実習では、患者様や医療スタッフとのコミュニケーション力など医療従事者の重要な技術を実践的に学ぶことができます。
4年次
学びの総仕上げを行い国家試験に備える
4年次は、「総合臨床実習」など医療施設での実習を通して、3年間で学修した知識や技術を、より臨床的な専門知識や技術へと高めていきます。幅広い分野を経験して、将来の進路を確認していきます。
「卒業研究」は、指導教員のもと学生が主体となり、興味がある分野の研究内容を組み立て、測定・考察したうえで、その結果をもとに研究報告会で発表します。
卒業研究終了後は国家試験合格をめざし、特別講義や模擬試験で備えていきます。
・病院
・行政機関(保健所など)
・老人保健施設、福祉施設
・医療機器関連企業
・健康増進センター
・教育・研究機関
・理学療法士
・障がい者スポーツ指導員<初級・中級>
・福祉住環境コーディネーター
理学療法 /リハビリテーション
理学療法士
障害を持つ人の自立と社会復帰を支える熱意あるスペシャリストを育てます
日常の応用的動作の訓練、創作活動や余暇活動などを通して、身体障害や精神障害などを抱えるすべての人々の自立や社会復帰を支援する作業療法士。作業療法学科では、病院や施設から地域・家庭でのリハビリまでを含めた高度で幅広い作業療法の学修を行い、障害を持つ人々の視点に立った援助が行える専門職を育成します。専門教育を6つの科目群に体系化するほか、病院や施設での実習科目も多数開講。効率よく専門職としての資質を習得できるカリキュラムです。
大田原キャンパス
・作業療法
1年次
医学と作業療法の基礎知識を修得する
解剖学、生理学、運動学など作業療法の基盤となる医学的知識および作業療法概論や作業工程技術学などの専門科目となる基礎学群を修得し、作業療法士への第一歩を踏み出します。
夏季休暇中に行われる「臨床実習Ⅰ(早期臨床見学)」では、講義で学んだ知識が作業療法現場でどのように生かされているのかを知ります。
また、先輩作業療法士が働く現場での臨床見学を通して、各自が思い描く作業療法士像を積み上げ、キャリアビジョン形成に役立てます。
2年次
作業療法の基本的な評価技法を理解する
作業療法実践過程のうち、対象者の状態像を把握する「評価学群」の修得、作業療法士が対象とする各疾患に関する臨床医学の修得( 各疾患の障害特性の理解)を通して、対象者に合わせた評価を実施する技能を養います。
また、夏季休暇中および後期に行う「臨床実習Ⅱ(早期臨床体験)」では、実際に作業療法の対象者と接します。
評価技法の一部を経験することで、3年次以降に展開される臨床実習に向けた準備を進めていきます。
3年次
作業療法治療・支援技術を修得する
作業療法実践過程のうち、対象者の治療や援助を行う「適用学群」「代償学群」( 障害を持つ方々が社会復帰するための知識や援助技術)の修得を通して、対象者に合わせた治療や援助技術を学びます。
前期から「臨床実習Ⅲ(臨床評価)」が毎週行われ、2年次に修得した知識や技術を対象者に合わせて自ら実施します。
また後期は、OSCE(客観的臨床能力試験)を通して一定水準の技能を修得、冬季に行われる「臨床実習Ⅳ(臨床推論・作業療法計画立案)」に備えます。
4年次
地域生活支援まで含めて総括的に学修する
「総合実習Ⅰ」では、これまで学んできた知識や技能を臨床実習指導者の指示のもと、対象者に合わせて経験します。
また、国家試験対策が本格的に始まり、年度末に行われる作業療法士国家試験に向けた学修が行われます。
4年次後期に展開される「応用学群」では、急性期から生活期まで、医療から地域までと幅広い分野で活躍する先輩作業療法士に接し、これまでの座学や臨床実習を通して学んだ内容を基盤として、各自形成してきたキャリアビジョンの完成をめざします。
・病院
・総合病院、大学病院、リハビリテーションセンターなどの医療機関
・保健所、保健センターなどの行政機関
・老人保健施設、デイサービスなどの高齢者保健・医療・福祉分野
・地域リハビリテーションセンターなどの地域保健・医療・福祉分野
・精神病院、精神保健センターなどの精神障害分野
・発達支援センター・療育センターなどの発達障害分野
・養護学校などの学校教育分野
・作業療法士
・福祉住環境コーディネーター
作業療法 /リハビリテーション
作業療法士
ことば,聞こえ、飲み込みの機能などに問題をもつ人々の期待に応えることができる、 コミュニケーションの専門職を育てます。
言語聴覚士は、1997年に国家資格化されました。言語聴覚学科では、第一線の教授陣を揃え、コミュニケーションや飲み込みの機能に問題を持つ方に質の高い専門的サービスを提供できる言語聴覚士を育成しています。
カリキュラムでは,臨床教育を重視し、4年間で専門的スキルを修得できるようになっています。卒業生は全国各地に就職し、活躍しています。毎年高い国家試験合格率と就職率を誇っています。
大田原キャンパス
・言語聴覚学
1年次
言語聴覚士に必要な幅広い能力を養う
語学系や人文・社会系などの総合教育科目を通じ、広い視野と深い思考能力を養います。
また、言語聴覚療法の基礎となる解剖学や生理学などの医学系科目や生涯発達心理学、言語学、基礎音声学といった専門基礎科目を幅広く学びます。
例えば「言語聴覚障害学概論」では言語聴覚士の役割・職務、言語聴覚障害の種類と症状について基礎的な知識を学修し、「コミュニケーション技能演習」では本学関連施設などで、子どもや高齢者とのコミュニケーション技能を学びます。
2年次
言語聴覚療法の基礎を幅広く学ぶ
1年次に続き、専門基礎科目を学びます。医系科目の領域は、リハビリテーション医学、小児科学、臨床歯科医学、聴覚医学など多岐にわたります。
専門科目の講義も本格的に始まり、失語症や言語発達障害、聴覚障害、発声発語障害などを正確に評価・診断する知識と技法を修得します。
「コミュニケーション障害演習」では、さまざまな言語聴覚障害への対応法を学びます。言語聴覚センターで教員の臨床を見学し、各専門科目で学んだ知識を臨床の場で統合します。
3年次
評価・訓練・指導法を体系的に学修する
各種言語聴覚障害( 失語症、高次脳機能障害、音声障害、構音障害、聴覚障害、言語発達障害、摂食・嚥下障害)を専門的に学び、評価・訓練・指導法を体系的に学修します。
アクティブラーニングを多く取り入れ、臨床的な課題に対するディスカッションで臨床思考能力を養います。
「臨床実習Ⅰ(基礎)」では実習指導者の指導のもと、実際の言語聴覚臨床に参加し言語聴覚障害のある対象児・者に関わり、臨床家としての知識、技能、態度を修得します。
4年次
附属施設や病院で最先端の臨床技術を修得
「臨床実習Ⅱ(総合)」では、言語聴覚センターをはじめとする本学の附属・関連施設や全国の医療機関で、総合的な臨床力を養います。
学外施設の実習と言語聴覚センターでの学科教員による実習指導を通して、4 年次までに学んだ学修内容を系統的に深めます。また、国家試験に向けた学修を進めながら、卒業研究、就職活動などにも取り組みます。
卒業前には最先端の研究に基づく新しい知識や臨床技術を学び、即戦力を身につけて社会へと巣立ちます。
・病院などの医療機関
・リハビリテーションセンター
・介護老人保健施設、福祉施設
・教育・研究機関
・行政機関 など
・言語聴覚士
言語聴覚 /リハビリテーション
言語聴覚士
視能訓練士とは、「見ること」「見えること」の大切さ、楽しさを伝える専門職です。
近年、特に早期発見・早期治療が提唱されるようになっていますが、眼科医療においても例外ではありません。デリケートな目を守るスペシャリストを求める声は年々高まっています。欧米では古くから医療専門職として活躍している視能訓練士とは視能訓練士法に基づく国家資格をもった医療技術者のことで、眼科医と共同でプログラムを組み、視覚障害を持つ人たちの視機能の回復を手助けします。わが国での歴史はまだ浅く、眼科医約14,000名に対して視能訓練士は約14,000名と少なく、眼科医1人に対し視能訓練士は2~3人が必要と言われており、今後一層の期待が集まる専門職種です。
大田原キャンパス
・人文科学
・視機能療法
1年次
専門的教育の土台をしっかり固める
総合教育科目で外国語や生物学、数学、物理学などの自然科学を基礎から学びます。初年次から幅広い教養を身につけるとともに、4年間の統合的学習への基礎固めを行います。専門基礎科目では、解剖・生理学や社会福祉などの医療・福祉に関わる基礎的な知識を学びます。
また、早期体験学習の一環として国際医療福祉大学病院での見学実習を実施し、将来目指す視能訓練士像を明確にすることで学修意欲を高めます。さらに、実際の眼の構造を理解するために豚眼を用いた解剖実習も行います。
2年次
視機能の多様なメカニズムを理解する
医学の各分野についての基礎知識とともに、視覚の構造や機能、眼光学や視機能検査の理論など、視覚機能とその評価に関わる専門知識について学びます。
「生理光学実習」や「視能矯正学実習」では、修得した知識を生かし視能訓練士に必要な専門技能を学内実習で養います。 視能訓練士は乳幼児から高齢者まで幅広い年代を対象とするため、保育や小児科学といった子どもの発達・発育や、高齢者や障害を持つ方々に関わる社会福祉についても学修します。
3年次
専門的知識・技術をより深く掘り下げる
斜視・弱視をはじめ眼科疾患の病態や検査手技、鑑別および治療法について深く掘り下げて学びます。
「視能検査学実習」では、眼科検査機器の原理や特性、実際の操作法を修得するとともに、検査法の意義や検査の信頼性、治療との結びつきを常に意識することで理解を深めます。
また、模擬患者を用いた客観的臨床能力の評価実習や、キャンパス内に併設されている医療福祉施設での見学実習、附属病院で実際の患者様への対応を学ぶ臨床実習を行い、4年次の長期実習に備えます。
4年次
実践学修を経験して視能訓練士に近づく
「臨地実習」では、これまで学修した知識や技術を生かし、全国の大学病院や総合病院、診療所などの眼科臨床施設で、医療従事者の基本姿勢を学びます。
各施設の実習指導者のもとで、眼科診療と視能訓練士の業務について学び、実践能力や臨床判断能力、チーム医療の一員としての役割と責務を身につけます。
「卒業研究」では、指導教員とともに研究に取り組みます。データ収集から統計処理までの研究過程を学び、その成果を卒業研究発表会で報告します。
・病院、リハビリテーションセンター、眼科診療所、保健センターなどの医療行政機関
・医療機器関連企業、医薬業関連企業
・大学や養成施設などの教育・研究機関
・視能訓練士
・同行援護従業者
リハビリテーション /視能訓練
視能訓練士
2025年4月 大田原キャンパスに、臨床検査技師を養成する医学検査学科の設置しました。
最先端の検査技術とチーム医療・チームケアに貢献できる人間性を備えた、国内外で活躍できる臨床検査技師を養成します。
大田原キャンパス
医学検査(臨床検査)
1年次
基礎的な医学知識の学修とともに幅広い教養を身につけます
医療への理解を深める専門基礎科目や臨床検査学を学ぶうえでの意識を高める専門科目に加え、大学生・社会人として備えておくべき幅広い教養を深める学修を行います。
2年次
講義や学内実習により、臨床検査学の専門知識・技術を学修します
臨床検査学に関する専門基礎知識と技能を学修するとともに、臨床現場で応用できる専門技能を修得します。チーム医療・チームケアを学ぶ「関連職種連携論(必修科目)」や約2週間の海外研修を行う「海外保健福祉事情(選択科目)」、数理・データサイエンス・AI教育となる「医療データサイエンスⅠ・Ⅱ(選択科目)」を学ぶことができます。
3年次
臨地実習を通して臨床検査技師としての実践的技術を修得します
臨床現場で応用できる臨床検査学のより実践的な専門知識と技能を修得し、3年次後期に11週間にわたる学外臨地実習を通して医療人としての社会的対応力や実践的知識・技能を修得します。
多職種連携の重要さと実際の関わり方を修得する「関連職種連携ワーク」や臨床検査技師としての探究心と課題解決のための能力を身につける「臨床検査研究論」を学ぶことができます。
4年次
卒業研究やコース履修により専門性を高めるとともに国家試験対策に取り組みます
これまでに修得した臨床検査学の専門知識・技術を活用して、更なる臨床応用力を修得します。
科学的根拠に基づいて問題解決能力を修得する「臨床検査診断学(R-CPC)」、「卒業研究」や複数の資格取得をめざす学生のための4つのコース〔細胞検査士養成コース、遺伝子分析科学認定士(初級)養成コース、胚培養士養成コース*、医用質量分析認定士養成コース〕が用意されています。
また、関連職種連携教育の総まとめとなる「関連職種連携実習(選択科目)」では、実際の臨床現場において実践的にチーム医療・チームケアを学びます。
*胚培養士になるためには臨床検査技師国家資格を取得後、認定学会に所属し、一定期間の臨床実務経験が必要になります。
■病院・診療所 ■保健所など行政機関(公務員) ■民間の検査機関 ■製薬・医療機器メーカーや関連企業 ■警察の科学捜査部門 など
・国家資格 臨床検査技師
・公的資格 細胞検査士
遺伝子分析科学認定士(初級)
医用質量分析認定士
生殖補助医療胚培養士
臨床検査
臨床検査技師
高い専門性と豊かな人間性を兼ね備えた診療放射線技師を育てます
X線や磁気、超音波、放射性同位元素を用いた画像診断装置と情報技術を駆使して診断に最適な画像を提供する。そして高エネルギーX線や粒子線を用い悪性腫瘍に対する正確で効果的な放射線治療を支える高度医療専門職、それが診療放射線技師。当学科では社会のニーズに応え質の高い医療を実践できるよう、基礎から高度な専門技術までを体系的に修得するとともに、患者様を思いやり、患者様の身になって対応できる豊かな人間性を兼ね備えた診療放射線技師になるためのカリキュラムを組んでいます。
大田原キャンパス
・診療放射線学
1年次
診療放射線技師への第1 歩を踏み出す
1年次は、診療放射線技師として重要な幅広い基礎知識と、豊かな人間性を身につけることを目標としています。
診療放射線技師をめざすうえで必要となる基礎科目の数学や物理学、生物学、化学などの学修、画像診断を支える各種画像診断装置の原理や特性、画像を扱う際に重要な画像情報学などを学修します。
「早期体験学修(Early Exposure)」を通して診療放射線技師の仕事を理解し、その後の学びへのしっかりとした動機づけを行います。
2年次
講義・実験を通してより本格的に学ぶ
X線検査やX線CT検査などさまざまな画像検査技術や画像解剖など、診療放射線技師の診療業務に直結する内容を学修します。また、放射線物理学や放射線生物学、放射線計測学など放射線のより専門的な内容を学びます。
実験や演習では、学内に設置されている多様な画像診断装置に触れながら、装置の原理や特性、検査技術について理解を深めていきます。
実験では班員と協力し合うことで、協調性も身につけることができます。
3年次
医療従事者としての姿勢を確立する
3年次は、診療放射線技師として必要な医療人の素養の充実を図ることをめざします。
前期は、核医学や放射線治療学など高度で専門的な科目の学修に加え、後期の臨床実習に向けてより実践的に学びます。
後期の「臨床実習」では、臨床教育がしっかりと行える附属関連病院をはじめ、高度な医療を提供している県内外の大規模病院での実習を経験します。医療の現場で患者接遇などを行うことで、座学では学ぶことのできない対応力や実践力を身につけていきます。
4年次
「卒業研究」に取り組み国家試験に挑む
診療放射線技師に求められる知識・技術をより確実なものとするために、これまで学んできた授業内容を復習・総括し、国家試験合格に向けて準備します。
また、より高度で専門的な選択科目を履修可能で、診療放射線技師として知識・技術のレベルアップをめざせるカリキュラムを準備しています。
「卒業研究」では研究テーマの選定や文献調査、研究計画の立案からデータ収集など、自ら考え行動することで主体性が養われます。
・ 病院などの医療機関
・ 健診センター
・ 医療機器関連企業
・ 教育・研究機関
・診療放射線技師
・放射線取扱主任者
・エックス線作業主任者
・ITパスポート
診療放射線
診療放射線技師
「医療」「福祉」「マネジメント」の3つの分野を幅広く学ぶことができます。
福祉系の国家資格取得にチャレンジしながらマネジメントの知識を深めたり、経営分野の就職をめざしながら福祉の基礎知識を学ぶことで、将来の選択肢が大きく広がります。
1年次は全員が、病気や健康について理解を深めるとともに、「医療」・「福祉」・「マネジメント」の基礎知識を学習します。
2年次から「医療福祉コース」「診療情報管理・経営コース」に分かれ、専門分野を学修します。どちらの分野も、将来の目標に合わせて複数の資格やその知識を身につけられるのが、大きな特長です。
自分にあった、自分だけの進路を選べるように支援します。
●福祉系:医療福祉コース
(社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士)
●経営系:診療情報管理・経営コース※2026年4月「経営情報コース」に改編予定
(診療情報管理士、診療報酬請求事務能力認定)
大田原キャンパス
・福祉学
・医療事務・管理
1年次:基礎づくり
2・3・4年次:専門性を深める学び、資格を目指す学び
福祉施設、医療機関、公務員、一般企業、関連団体 など
・社会福祉士
・精神保健福祉士
・介護福祉士
・診療情報管理士
・診療報酬請求事務能力認定
・医師事務作業補助技能認定
・日商簿記検定
・経営学検定
・ITパスポート
・医療情報基礎知識検定
・日商PC検定
・社会福祉主事任用資格
・児童指導員任用資格
社会福祉 /介護福祉 /医療事務
医療秘書・医療事務 /介護福祉士 /社会福祉士 /精神保健福祉士 /福祉施設職員 /病院スタッフ /福祉相談指導専門員
地域医療への貢献をめざし臨床実習を重視した新しい6年制教育
2005年4月、大田原キャンパスに誕生した薬学部は、北関東の地域医療における薬剤師不足解消に貢献することはもとより、既設の医療機関や医薬品産業との連携によって、地域医療の活性化に大きな役割を果たすことが期待されています。本学は従来の薬学教育に不十分であった臨床薬学教育に重点を置いて教育を行います。
特に重視される臨床実務実習に関しては、薬学部棟の3階全フロアを占める、学内臨床実習施設(模擬病院薬局、模擬保険薬局など)において事前実務実習が充実していることが大きな特長です。
さらに学外においては、国際医療福祉大学病院、国際医療福祉大学塩谷病院、国際医療福祉大学市川病院、国際医療福祉大学三田病院、国際医療福祉大学熱海病院の5つの附属病院に加え、栃木県内の医療施設、保険薬局の協力のもと、きめ細かな臨床実務実習を行います。これらの臨床実務実習は、実際に臨床現場での実務経験豊かな教員スタッフが担当します。
大田原キャンパス
・薬学
1年次
基礎を固め教養を高める。
「薬学概論」などで、医療や社会における薬学の役割、薬剤師の使命、薬学の歴史、医薬品開発の概略など、広く一般的な薬学について学びます。併せて「化学」「生物学」、語学などの基礎的な科目を学修し、薬学の基礎をつくります。「コミュニケーション概論」をはじめとした薬剤師としての態度を学ぶ科目も設置。「早期体験実習」では学修に対するモチベーションを高めるために、病院、薬局、製薬企業など現場で活躍する薬剤師の姿を見学し、実習後はディスカッションとプレゼンテーションを行います。
2年次
基礎と応用をバランスよく学ぶ。
1年次に学んだ薬学の基礎をもとに、生物の生命現象、人体の構造や機能、医薬品についての基本的な性質や物性、様々な疾病の成り立ちなど、基礎的な知識と応用をバランスよく学び、「身体のつくりとくすりの性質」を理解します。「物理系薬学実習」では、機器分析化学、物理化学の内容で医薬品の物性評価を行い、医薬品の分析法を修得。得られた結果を解釈し、医薬品に対する理解を深めます。また、「コミュニケーション実習」では、連携能力や患者さんと円滑なコミュニケーションを取る能力も身につけます。
3年次
基礎から応用、そして医療薬学へ。
1〜2年次に学んだ科目をより専門的に、くすりが体内でどのように変化して効いていくのかを学びます。また、くすりに関する情報を適正に扱うことの切さや、健康の維持・増進や疾病予防における薬学の役割を理解します。「分子生物学実習」「免疫生物学実習」や「生物系薬学実習」「衛生系薬学実習」など、専門性の高い実習を配置。「生物系薬学実習」では、動物実験を通して臨床で扱うくすりの効果を確認するとともに、いのちの倫理について学びます。
4年次
医療薬学の理解を深める。
4年次ではこれまで学んできた薬学の知識をさらに一歩進めて、「くすりをどのように使うのか」を理解します。学内実習における「医療系薬学実習」では、薬剤師業務に必要な知識、技能、態度を身につけ、臨床薬学への理解を深めます。また、5年次に行う実務実習に参加するために合格しなければならない薬学共用試験があります。4年次までに身につけた能力について、コンピュータを用いて知識を評価する客観試験(CBT)と、技能・態度を評価する客観的臨床能力試験(OSCE)で評価されます。
薬学共用試験(CBT/OSCE)
6年制課程の薬学部においては共用試験に合格しないと実務実習を行うことができません。CBTはコンピュータを使用した知識を問う試験、OSCEは医療現場に必要な技能と態度を問う客観的臨床能力試験です。
5・6年次
実務実習で実践的な力をつけ
総合薬学演習で薬剤師に必要な実力の定着をめざす。
病院と保険薬局合わせて22週間と長期の実務実習が行われます。臨床現場でより実践的な知識や技能を学び、薬剤師業務を理解するために服薬指導などの技能を修得します。また、地域医療や「チーム医療・チームケア」への参画を通して、調剤および製剤、服薬指導や情報提供、健康相談など、多様な薬剤師の業務を臨床現場で学びます。さらに総合薬学演習では薬学教育課程における学修の集大成として演習やグループディスカッションに取り組み、薬剤師に必要な実力を身につけます。
関連職種連携実習 ※薬学部では5年次に履修できます
他学部·他学科の学生とチーム編成し、医療福祉施設で実際の患者さんの治療計画を立て、カンファレンスに参加するなど本物の「チーム医療・チームケア」を実践します。
5年次の病院・薬局実務実習の実習先について
病院と薬局では、実習先の選定方法が異なります。病院実習は、附属病院をはじめとする関連病院や協力病院に対して学生の希望調査を行ったうえで実習施設を決定します。薬局実習は、関東地区調整機構を通じて決定します。関東近辺出身の学生は、実家近辺の薬局が実習施設となります。関東近辺が出身でない学生は、学生の居住地近辺の薬局で実習が行えるように選定が行われます。
薬剤師
薬学部既卒者が取得できる資格(業務)
●薬剤師国家試験受験資格 ●登録販売者試験受験資格
●配置販売業者 ●建築物環境衛生管理技術者 ●水道技術管理者 ●薬種商販 売業者 ●ごみ処理施設の技術管理者 ●騒音関係、粉塵関係、振動関係の公害防止管理者 ●甲種危険物取扱者受験資格
薬剤師であれば有利に取得できる資格
●作業環境測定士 ●公害防止管理者 ●環境計量士 ●労働衛生コンサルタント受験資格
薬剤師であれば取得できる資格(業務)
●医薬部外品、化粧品又は医療用具の製造所の責任技術者 ●検疫委員 ●外国製造医薬品等の国内管理者 ●毒物劇物取扱責任者 ●薬事監視員 ●食品衛生管理者
●麻薬管理者 ●向精神薬取扱責任者 ●環境衛生指導員 ●麻薬取締官 ●衛生管理者 ●飼料製造管理者 ●介護支援専門員
薬剤師でなければできない業務
●調剤業務 ●薬局の管理者 ●医薬品一般販売業の管理者 ●医薬品製造業の管理者 ●学校薬剤師 ●保険薬剤師 ●国民健康保険薬剤師
薬学
薬剤師
グローバルに活躍できる医師を育てる
多くの留学生とともに学ぶ、日本の医学部では類を見ない国際性豊かな学修環境を実現しています。学生が主体的に学ぶアクティブラーニングを基本として、英語による医学授業や、海外臨床実習、反復し学修できる統合型カリキュラム、診療参加型臨床実習など、これまでにない革新的な医学教育モデルを実現しました。
成田キャンパス
・医学
・統計学
・国際医療保険学
1年次
早期からの医療体験と英語で学ぶ基礎医学の1年間
入学直後の早い時期から日・英バイリンガルで行う医療面接・身体診察の授業が始まります。医療面接ロールプレイや成田シミュレーションセンターでの身体診察の実習を通して、診療の基本を実践的に学びます。また、4つのレベルにクラス分けした医学英語を含む英語の授業では時事問題、文化、サイエンスなどさまざまなトピックスを用い、リスニングとスピーキング力を高めます。続いて、英語と日本語で行う医療生物・物理・化学の授業で基礎科学を学びます。さらに、英語による基礎医学の解剖学、組織学、生理学、生化学、分子生物学、免疫学、薬理学、病理学や医療プロフェッショナリズム、2学期には感染症、人体発生学、生殖・妊娠・分娩、早期体験実習、3 学期には器官別統合講義Ⅰの循環器系、国際医療保健学やデータリテラシーの授業が行われます。
2年次
基礎医学の応用として英語による臓器別学修と医療早期体験の継続
1年次3学期から始まる英語による器官別統合講義のⅡからⅧでは、臓器別に呼吸器系、消化器系、内分泌代謝系、腎泌尿器系、婦人科系、運動器・皮膚・膠原病、脳神経・精神系の授業が行われ、さまざまな病気について学びます。ここでは、基礎医学と臨床医学を統合して学修します。また、2学期には正常人体解剖実習があります。解剖学実習は医学を学ぶために重要な人体の正常構造を理解し、医師となる自覚を高めるために重要な学修機会です。また、国際保健、医療プロフェッショナリズム、医療面接・身体診察、医学英語、早期体験実習が行われ、1年次で学んだ入門レベルを踏まえて応用レベルへと内容が深まります。
3年次
英語の器官別統合学修と日本語による基礎医学と臓器別学修の復習
3年次の1学期までは引き続き英語による器官別統合講義のⅨ感覚器系、Ⅹ血液系が行われます。また、胎児・小児の成長と疾患、腫瘍と臨床、救急と集中治療、麻酔、予防医学・行動科学、老年医学を英語で学びます。3年次には、他学部との関連職種連携ワークを日本語で実施します。さらに発展させた内容での医学英語、医療プロフェッショナリズム、国際保健の授業が続きます。一方、2学期からはすべて日本語での授業となります。まず、社会医学と呼ばれる、医療管理学、公衆衛生学、法医学、臨床疫学、そして医療データサイエンスの授業が行われます。その後、日本語による臨床医学の復習、およびこれらをすべて統合する臨床推論の演習が行われます。さらに、臨床推論に必要な医療面接・身体診察の演習、および総合試験を受験します。
4~5年次
4年次から診療参加型臨床実習(クリニカルクラークシップ)
4年次前期は、3年次に引き続き、日本語による基礎医学および臨床医学の復習をします。これらを統合する臨床推論の演習が行われ、総まとめとして共用試験CBTを受験します。その後、基本的臨床技能と呼ばれる、医療面接・身体診察、および感染対策、心電図計測、採血などの基本的臨床手技について、共用試験臨床実習前OSCEで実技試験を受験します。最後に臨床実習の準備となる授業が行われます。4年次後期から6年次前期までは臨床実習が中心となります。医師として必要な知識、技能、態度を実践的に学び、国内外で活躍できる総合的な診療能力を身につけます。また、大学として米国医師国家試験のUSMLE の受験を支援しています。合格した学生には合格お祝い金を支給しています。5 年次までにUSMLE Step 1( 基礎医学)を受験することを推奨しています。
6年次
臨床実習の総まとめ、臨床実習後OSCEと選択学修
6年次は、1学期の選択制臨床実習の後、共用試験臨床実習後OSCEと呼ばれる実技試験を受験します。夏期休暇後の2学期には、選択必修として、総括講義や追加での選択臨床実習、医学研究の科目が用意されています。
医学を英語で学ぶ
1~2 年次に医学科目をほぼすべて英語で学修するという「内容言語統合型学修」で英語を身につけるほか、1~3 年次の英語Ⅰ~Ⅲ( 合計150 時間)を通して一般英語の能力を向上させます。また1~6年次の医学英語(210 時間)において医師にとって必要な医学英語スキルを修得します。このほかにも選択科目として1~3 年次に英語コミュニケーション(225 時間)も用意しています。これらのスキルは6年次の「臨床実習後OSCE 大学独自課題」において客観的に評価されます。このように本学では入学時の英語力に関わらず、USMLE( 米国医師国家試験)にも合格できる英語能力が修得できる英語学修環境を整えています。
診療参加型臨床実習
6年次は、1学期の選択制臨床実習の後、共用試験臨床実習後OSCEと呼ばれる実技試験を受験します。夏期休暇後の2学期には、選択必修として、総括講義や追加での選択臨床実習、医学研究の科目が用意されています。
関連職種連携実習
5年次夏期休暇中に関連職種連携実習(選択)を実施します。本学は10学部26学科を擁する医療福祉の総合大学でありこの利点を生かした本学独自のカリキュラムが「関連職種連携教育」です。本学の関連施設において学部学科横断チームで臨床実習を行います。他学部の学生とグループディスカッションを行い、さまざまな医療福祉専門職の専門性を理解し、連携のあり方やコミュニケーションの方法を修得。医療福祉現場で求められる「チーム医療・チームケア」である多職種連携を実践します。
海外臨床実習
1~3年次には「国際医療保健学」の授業で各国の医療制度や医療事情を学び、5年次後半~6年次に最低4週間におよぶ海外臨床実習を実施します。必修での海外臨床実習は、世界で活躍する医師の養成を使命とする本学独自のカリキュラムです。本学が学術交流協定を結んでいるアジアや欧米の病院などでその国の臨床教育を受けるとともに、身につけた英語力で各国の医療事情を学びます。実習先では、日本とは異なる文化・宗教・制度・慣習を肌で感じ、多くの症例に触れながら現地の指導医や医学生と議論を重ねて理解を深めます。海外の医学・医療に直に触れ、グローバルな医療人として成長します。
USMLE(米国医師国家試験) 受験を推奨
米国の卒後臨床研修の参加資格を得るためには、USMLE(米国医師国家試験)のStep 1(基礎医学の試験)とStep 2 CK(臨床医学の試験)の両方に合格することが必要です。本学医学部は、「医療の国際化に対応した幅広い知識と高いコミュケーション能力を持ち、海外の医療現場で活躍できる」ことを卒業時に身につけるディプロマポリシーのひとつに掲げ、USMLE合格に向けたカリキュラムを組んでいます。1・2年次に医学科目を英語のみで学修することに加え、医学英語の授業やUSMLE対策セミナーを開講し、5年次までにStep 1を受験することを推奨しています。
医師
医師国家試験
医学
医師
看護の力で未来をつくる時代の先駆者に今後起こり得る未知なる健康課題に対し、看護の専門性を生かして活躍できる時代の先駆者を養成します。
看護の専門的な知識や技術に加え、主体性や国際感覚、コミュニケーション力なども育む多彩な授業や体験型の学修を展開しています。
成田キャンパス
・看護学
1年次
学問の基礎力を養い、看護への視野を拡大
1年次は総合教育科目を中心に履修しながら、他者とより良い関係性を構築し、看護の視点を身につけます。
入学後、看護への入門として基礎看護学実習Ⅰが行われます。病院で実際の看護を見学し、五感で臨床の空気を感じるとともに、患者さん・ご家族に対する理解を深めます。また、一人の患者さんに対してさまざまな医療専門職が連携して治療・ケアを行うヘルスケアチームを理解し、そのなかで看護の果たす役割や機能について考えます。
2年次
多職種連携に触れ多角的に健康を考えます
身につけた教養を生かしてグローバルな視点で考え、国際的感覚も身につけます。専門的な学びにより、看護の基礎的な知識・技術・態度を養います。
基礎看護学実習Ⅱでは、受け持ちケースを担当し療養の場において日常生活援助を実践します。講義での学修内容を、体験を通して確実に定着させていきます。リプロダクティブヘルス看護学実習Ⅰでは、NICU(新生児集中治療室)での実習を経験します。多職種・多機関との連携を学び、臨床でのコミュニケーション能力を高めます。
3年次
多様な価値観を理解し看護の役割を学修
3年次は看護実践に向けた知識・技術・態度を具体的に発揮し、保健医療福祉関連職のなかでの看護職の専門性を検討します。
各領域の病院実習では、学生自身が疾患を持った患者さんを受け持ちます。日々のコミュニケーションやカルテなどを通した情報収集により、病気だけでなく心理・社会的側面も理解し、看護計画を立て、看護を実践、臨床で求められる看護の力を高めます。地域・在宅看護学実習では、訪問看護師とともに在宅の療養者を訪問。見学や実践を通し、看護の専門性を養います。
4年次
社会への関心を広げつつ看護観を深めます
看護実習では学修した知識・技術を統合し、専門性と実践力、自立性を高めます。看護実践を通して自己課題を明らかにしながら看護観を深めます。また、看護研究に取り組み生涯続く自己研鑽の礎を築きます。
関連職種連携実習では、全学科の学生チームで1人の患者支援総合計画を検討します。
【保健師履修コース】
公衆衛生看護学では、地域で生活するあらゆる人々を対象にして、2年次・3年次の授業を統合した看護を学ぶために、自治体や企業での実習を行います。
■病院・診療所
■訪問看護ステーション
■介護施設・高齢者福祉施設
■官公庁・地方自治体
■空港
■民間企業(総合職・専門職)
■健康・ヘルスケアビジネス
■非営利団体
■国際協力機関 など
・看護師国家試験受験資格
・保健師国家試験受験資格
・第1種衛生管理
・養護教諭2種免許
看護
保健師 /看護師 /養護教諭
社会から選ばれ世界をリードする人材を養成
きめ細かな学生サポートを行いながら、社会人としての基礎力に対する教育を基盤に、多彩なカリキュラムや関連病院との連携により、ハイレベルな教育を展開しています。この教育をもとに、国際的に活躍できる理学療法士の養成をめざします。
成田キャンパス
・理学療法
1年次
専門教育のための基盤形成
入学前課題を配布し、リメディアル教育を実践しています。入学前課題からシームレスに大学の講義に移行でき、1年次の学修から主体的な学びを引き出します。
専門科目は解剖学、生理学、運動学が中心で、多くの総合教育科目を開講します。見学実習では理学療法が行われる臨地施設、そして理学療法の場面を見学します。附属病院を中心に理学療法が対象とする幅広い分野を早期に経験し、キャリアデザインを教員と一緒に考えます。
2年次
各専門領域の知識・技術を学修
各疾患の病態を幅広く学びつつ少人数グループで検査技術を修得します。病態に応じた理学療法検査の選択や検査結果の考え方という理学療法評価の思考過程も養います。
地域リハビリテーション実習(実習期間:5日間)では、住み慣れた地域でより豊かな生活を送るための支援としての理学療法士の役割を、通所・訪問リハビリテーションの見学で学修します。
検査実習(実習期間:10日間)では、臨床実習指導者の見学と模倣を繰り返し、理学療法診断に必要な検査技術を高めます。
臨地実習
地域リハビリテーション実習(実習期間:5日間)では、住み慣れた地域でより豊かな生活を送るための支援としての理学療法士の役割を、通所・訪問リハビリテーションの見学で学修します。
検査実習(実習期間:10日間)では、臨床実習指導者の見学と模倣を繰り返し、理学療法診断に必要な検査技術を高めます。
3年次
学内授業を踏まえた臨床実践
学内で模擬患者を用いた客観的臨床能力試験を複数回実施し、仮説検証作業の反復からなる臨床の評価・治療の流れ、「臨床推論」を体験します。臨床推論の修得に向け教員が綿密に支援します。同時に各専門分野の治療学を学び、4年次の総合臨床実習に備えます。
評価実習では一連の「理学療法評価」における検査の正確性を高めるとともに、学内で学んだ仮説検証型の臨床思考過程を基盤に、評価結果から問題点を抽出する力を臨地の場で高めます。
4年次
臨床を豊かにする研究の理解
総合臨床実習では評価結果から根拠ある治療プログラムを立案・実施し、効果判定を行います。臨床実習指導者と一緒に論理的な臨床思考を養いつつ治療技術も向上させます。
卒業研究では、研究領域を理解し実践することで理学療法士としての論理的思考力を深められます。それにより、幅広い知識を論理的に駆使できる臨床家をめざします。 卒業研究と並行して就職活動を進め、秋以降は本格的な国家試験受験に向けての学修が始まります。
■病院・診療所
■保健所など行政機関(公務員)
■リハビリテーションセンター
■介護施設・高齢者福祉施設 など
・理学療法士
・公認初級パラスポーツ指導員
理学療法 /リハビリテーション
理学療法士
新たな時代を探求する作業療法
パラスポーツ・リハビリテーション、小学校や職場における作業療法を探求し、VR、メタバースなどの先進的な教育を取り入れ、保健医療の分野にとどまらず、教育・就労支援・スポーツ分野で幅広く活躍できる人材を育成します。作業療法学科では、みなさんが挑戦できる環境を整えサポートします。
成田キャンパス
・作業療法
1年次
作業療法を学ぶ基礎を固めて、描く未来像
語学を含めた総合教育科目と、解剖学や生理学などの基礎医学、リハビリテーション概論や作業療法概論などの専門科目を学びます。
さらに、先端作業療法特論や異文化体験実習などの選択科目で作業療法の幅広さに触れ、めざしたい作業療法士像を描きます。
臨床実習Ⅰでは、臨床の見学を通して、各病期における作業療法の機能・役割を理解し、作業療法が対象とする種々の障害と、評価手段や治療手段についても学びます。
2年次
作業療法の知識・技術・考え方を修得
総合教育科目によって教養を深め、神経学や整形外科学などの臨床医学、関連職種連携論や作業療法評価学概論・各論・演習、各種評価法を中心とした専門科目を学修します。それに加え、災害保健学や予防保健学、国際医療保健学演習などの専門科目を学修します。
作業療法を通して人を理解するために必要な知識・技術・考え方を身につけます。臨床実習を通し、作業療法士となる期待と関心を高め、能動的かつ問題解決的な自己学修態度も身につけます。
3年次
作業療法で人を援助する方法を修得
各疾患・障害に対する作業療法適用学および障害代償学の専門科目に加え、リハビリテーション英語、災害リハビリテーション学、地域生活支援論、認知症作業療法特論などの選択科目を学びます。
作業療法の理念や知見を活用しながら人を援助する方法を身につけていきます。
さらに臨床実習を通して、実習指導者の思考・実践過程を学修しながら、対象者に一連の評価を実施し、評価結果を整理・統合して対象者の全体像をとらえます。
4年次
大学の学びを臨床で発揮する力を養う
作業療法倫理・管理および作業療法総括論などの専門科目と、総合実習Ⅰ・Ⅱ、地域生活支援システム実習の臨床教育に加え、国際医療保健学実習などの選択科目を学修します。
臨床実習では、作業療法の実践過程を臨床実習指導者の指導のもと体験します。また、地域生活支援システム実習では、地域での作業療法士の役割を体験的に学びます。
実際の作業療法士の活躍の場に合わせ、大学の学びを発揮する力を養います。
■病院・診療所 ■保健所など行政機関(公務員) ■リハビリテーションセンター ■介護施設・高齢者福祉施設 ■保育所・児童施設 ■特別支援学校 など
・作業療法士
・公認初級パラスポーツ指導員
・福祉住環境コーディネーター
作業療法 /リハビリテーション
作業療法士
高度な専門性と豊かな個性を持った人材へ
最新機器を完備した充実の設備のなか、国際経験豊富な講師陣が総合教育科目から専門科目まで丁寧に指導します。そして、成田キャンパスだからこそ経験できる多言語・異文化交流を通して、幅広い視野と豊かな個性を有した言語聴覚士を養成します。
成田キャンパス
・言語聴覚療法
1年次
教養を高めつつ言語聴覚療法の基礎を学修
大学生としての一般教養を高める総合教育科目を中心に履修します。自分の興味に基づいて選択できる科目も多くあります。
言語聴覚療法を理解するための基盤となる専門基礎科目として、解剖学、生理学、言語学、生涯発達心理学などを履修します。
学科専任教員が担当する専門科目では、前期に言語聴覚障害学概論により言語聴覚療法全体を理解します。後期にはコミュニケーション技能実習で異世代とのコミュニケーション・スキルを高めるための実習を実施します。
2年次
多種多様な言語聴覚障害を深く学ぶ
言語聴覚療法の基礎となる専門基礎科目が多く配置され、医学、心理学、音声学などの幅広い分野の知識を学びます。医学系の専門科目の多くは医学部教員が担当し、最新医療についての理解を深めます。言語聴覚療法の専門科目も多く配置され、学科専任教員による専門的講義が本格化します。日々、レポートや技能体得に忙しい日々を送ります。総合教育科目は、ほとんどの学生は2年次で終えます。海外保健福祉事情での海外研修に参加するのもこの学年で世界に視野を拡げます。
3年次
知識・技能・態度を演習と実習で体得
言語聴覚療法の専門科目が中心に配置されます。専門科目は、現役の言語聴覚士である学科専任教員によって担われ、言語聴覚療法の実践に直結する知識と技能を体得します。言語聴覚障害基礎実習では、教員の指導のもと、実際の言語聴覚障害児者に対し、技能実践を行います。臨床実習が開始され、実習施設にて言語聴覚療法場面に参加し、講義で学修した知識をより深く理解するとともに、実習指導者の監督・指導のもと、一部の技能実践を行い、言語聴覚士としての技能を体得します。
4年次
実践力と科学的思考力の向上を図る
1年をかけて、臨床実習、卒業研究、4年間の学修の総まとめに取り組みます。
臨床実習は本学関連施設を含む近隣都県内協力病院・施設で実施し、講義で学修した知識を再整理して言語聴覚療法に必要となる多彩な基本スキルを体得します。同時に臨床家・社会人として求められる心構えと態度についても学びます。
また、言語聴覚士国家試験合格に向け、学修の総復習を行います。学科で培ったノウハウに基づく指導により、国家試験合格を勝ち取ります。
■病院・診療所 ■福祉センター・リハビリテーションセンターなど行政機関(公務員) ■介護施設・高齢者福祉施設 ■特別支援学校・難聴幼児通園施設・障害児施設 ■音声言語科学・コミュニケーション障害学研究職 など
・言語聴覚士
言語聴覚 /リハビリテーション
言語聴覚士
基礎から高度先進医療技術まで徹底的に修得
臨床検査技師を専門に養成する学科としては千葉県で初めて開設されました。
最新鋭の検査関連機器をそろえ、最先端の臨床検査技術や国際感覚、高い人間性を身につけられるようにカリキュラムを整え、グローバルに活躍できる臨床検査技師を養成します。
成田キャンパス
・臨床検査学
1年次
臨床検査に必須の基礎的医学知識を学修
1年次は臨床検査に関わる専門分野の基礎を学びます。基礎科目としては生理学や解剖学、生化学や内科学など医学や人体に関することを学びます。実習では臨床検査、医学研究を行ううえで基本となる手段を学び、科学的基礎技術を修得します。
生化学実習では、レポート作成の基礎を学び、グラフ作成や簡易的な統計手段により結果を導き、考察にまとめます。各回の実習に課題を設けて、考察にまとめやすいようにし、科学レポートの作成の仕方を学びます。また試薬の作成から実験およびデータの解釈に至るすべての工程を学生が行う本実習を通し、各種検出法と糖、蛋白、酵素の性質を学び、生化学への理解を深めます。
ほかにも、実習・実験器具の扱い方を学ぶ臨床検査基礎演習や電気電子工学の基礎を学ぶ医用工学・情報実習などを行います。
2年次
海外研修やチーム医療を学ぶ授業も展開
2年次は本格的な検査知識を学びます。さまざまな臨床検査の目的や原理、そして方法を学び、生体から疾患の診断につなげる幅広い検査技術を修得します。
生理検査学実習Ⅰ(基礎)では、心臓の運動を調べる心電図検査、肺の機能を調べる呼吸機能検査、脳の変化を調べる脳波検査、血管の硬さを調べる足関節上腕血圧比検査、神経を調べる筋電図検査等の検査手技を学びます。実習では学生が相互に患者と検査者の役割を経験し、患者さんの誘導から検査を実施するまでの手順・技術を修得します。検査値や疾患特有の検査所見を学び、疾患や重症度など病態を読み取る能力を培い、生体の仕組みと病態について理解を深めます。
ほかにも、人の組織を学ぶ病理検査学演習やPCR検査などの遺伝子検査学実習、抗原抗体反応を学ぶ免疫検査学実習などの演習や実習を行います。
3年次
臨床検査学の専門科目と学内実習で実践的な知識と技術を修得
3年次はこれまで身につけた専門的知識を活かし、実習をメインに学びます。講義で学修したことをより深く理解するため、実習を通して些細で繊細な生体からの信号を正確で精密にとらえられるよう学びます。
細胞診断検査学実習では、病院で行われている細胞診検査を、自己検体や擬似検体を用いて行います。標本作製技術の修得をめざして、繰り返し実習をします。作製した細胞標本は顕微鏡で観察し、細胞形態を確認します。鏡検実習として、正常細胞、良性腫瘍、悪性腫瘍などの細胞標本を観察し、細胞形態学的差異の認識・判別を学びます。
ほかにも、病理検査学実習Ⅰ(基礎)・Ⅱ(応用)、細胞診断検査学実習、血液検査学実習Ⅰ(基礎)・Ⅱ(応用)、臨床化学検査学実習Ⅰ(基礎)・Ⅱ(応用)、微生物検査学実習Ⅰ(基礎)・Ⅱ(応用)、輸血・移植検査学実習、生理検査学実習Ⅱ(応用)、超音波検査学実習など、1, 2年次で学んだ講義を基にさまざまな実習を行います。
4年次
臨地実習や卒業研究、国家試験対策に重点的に取り組む
3年間かけて学んだ知識や修得した検査技術を臨地実習や卒業研究で活かします。臨地実習では、実際に臨床検査を行っている病院の検査室において実践的技術を学びます。患者さんの臨床検査情報から病態を解析する能力の修得をめざし、さまざまな疾患と臨床検査の関連性を理解します。臨床検査室に身を置くことで、臨床検査技師の役割を理解し、医療者としての自覚を養います。そして入学時からの学修や実習で培ってきた能力をさらに高め、国家試験に確実に合格できる実力を身につけます。
■病院・診療所 ■保健所など行政機関(公務員) ■民間の検査機関 ■製薬・医療機器メーカーや関連企業 ■警察の科学捜査部門 など
・臨床検査技師
・遺伝子分析科学認定士
・医用質量分析認定士
臨床検査
臨床検査技師
放射線分野の第一線で活躍できる人材を養成
医学部が併設され、教育専用の医療機器がそろう学修環境です。
関連職種の役割を理解し、患者さんの負担を最小限に抑えつつ、いかに診療に役立つ最良の画像を提供できるか、どのようにすれば正確な治療ができるかを考えられる技能を養い、国内外で活躍できる診療放射線技師に導きます。
成田キャンパス
・放射線物理学
・病理学
1年次
教養を高め、専門的学修の基礎を固めます
4年制大学生に要求される豊かな教養と医科学的知識の獲得への第一歩を踏み出し、診療放射線に関わる専門分野の基礎を学びます。
診療放射線技師に要求される理科系の学問範囲は非常に幅が広く、さまざまな得意科目で入学されても習熟度は学生ごとに異なります。高校レベルを超えて学修するために大学教員から学問への姿勢もしっかり修得します。
専門基礎科目では解剖学、物理学、化学、生物学、数学を中心に学修し、専門科目では画像情報学Ⅰ、医用工学、診療放射線概論、コンピュータ演習Ⅰ(データ処理)などを履修します。
理工系大学レベルの本格的な科学実験に取り組み実験レポートを繰り返し作成することで、将来的に医療現場で大型診療機器の性能を十分に引き出す素養と伝達能力、現場での諸問題に対応する能力を獲得します。
2年次
講義と実習で本格的に診療放射線を学修
講義と実習の両面で本格的に診療放射線を学びます。熟練の教員とともに診療放射線技師が携わるX線検査やCT検査、MRI検査、超音波検査、放射線治療などの装置を操作して学びます。画像系の医療機器は患者さんの病気を見つけたりがんを退治したりするために使います。
医療機器特有の患者さんとの「接遇」について熟達した教員から多くの経験を学び得ることで、患者さんに寄り添いながら高度な診療を実施する基本と応用を学びます。患者さんの適切な被ばく管理および医療スタッフ全員の安全を確保するための放射線の計測技術と管理学について学修します。またここまで学んだことを土台として世界の医療の実際を海外研修(海外保健福祉事情Ⅱ)で自ら体験します。総合教育科目では選択できる語学が充実していますので海外研修をより充実させることができます。
3年次
12週間の臨床実習で実践力を磨きます
前期は国際医療福祉大学成田病院において、放射線治療装置・核医学診断装置を中心とした実験により診療機器の取り扱いに対する感覚を養います。また、医療スタッフとしての態度や病院へ出入りする基本的なエチケットや規範を修得することも重要なポイントです。所定の演習を完了すれば臨床実習に参加するための必要条件である客観的臨床能力試験OSCEが受験できます。
OSCEをクリアしての後期の12週間の臨床実習で医療従事者としての基本姿勢の修得をめざし、報告会で実習成果を共有します。
4年次
卒業研究とともに、国家試験対策も実施
いよいよ就職・進学が目前です。ほとんどすべての学生は診療放射線技師免許取得を必要条件に定めます。国家試験合格に向けて積み重ねてきた3年間の学修ノートの総復習も行いながら定期的な実力試験で成績を確認して効率的に学修をしていきます。各分野の専門教員が鋭意サポートにつきます。本学科は卒業研究が必修科目です。自ら興味のある医療機器やテーマを中心に先行研究を文献調査し所属研究グループの教員と議論を重ねて卒業研究を進めていきます。同じグループの学生と協力することでひとりでは到達できない実験結果を得ることもできます。成果は口頭あるいはポスター形式で本学科の全学生の前で発表します。優秀な研究テーマは大学院へ進学することで、あるいは就職後も継続して、国内の発表にとどまらず海外発表へ展開していくことになります。あなたの挑戦が後輩への道標となります。
■大学病院・総合病院などの医療機関、健診センター、医療機器関連企業、教育・研究機関など
・診療放射線技師
・放射線取扱主任者1種・2種
・ITパスポート試験
・エックス線作業主任者
診療放射線
診療放射線技師
2024年4月 千葉県成田市に、臨床に強い薬剤師を養成する成田薬学部を開設。
成田市と共同で取り組む国家戦略特区事業「国際医療学園都市構想」において、国際医療福祉大学は2016年に成田キャンパスを開設しました。医学部を筆頭に医療福祉専門職を養成する学部・学科および附属病院等を設置し、総合的な医療人材養成機関として歩んできました。そして今、チーム医療・チームケアの一員として、とりわけ社会から大きな期待を寄せられているのは、臨床現場で活躍できる薬剤師の養成です。私たちは新たに「成田薬学部」を開設し、その実現に向けて準備作業を本格化させています。
成田キャンパス
・薬学
1年次
早期体験実習【医療福祉施設見学】
最初のステップとして、医療福祉現場で「早期体験実習」を実施します。全学生が現場を体験できるのは、6つの附属病院など豊富な関連施設を有する本学ならではのメリットです。早期に「チーム医療・チームケア」の空気に触れる経験は、学修意欲の向上や理解の促進に結びつき、学びのさまざまな場面で生かされます。
2年次
関連職種提携論【講義】
「関連職種連携論」では、保健・医療福祉に携わる他職種への理解を深めつつ、職種間の連携のあり方や、各職種が共有するICF(国際生活機能分類)の視点を学び、「チーム医療・チームケア」を可能にする基礎知識を修得します。
※ICF:人間と環境の相互作用に着目し、人の健康状態を系統的に分類する国際モデルが「ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health)」です。どんな背景があり(個人因子)、どこで誰と生活するか(環境因子)によって健康状態は異なるという考えに基づいています。
3年次
関連職種提携ワーク【問題解決型学修】
「関連職種連携ワーク」は、他職種をめざす仲間とともに症例について討議を重ね、職種間連携の重要性や問題点を理解する、問題解決型の学修です。各チームには専任教員(チューター)がつき、学生の主体的な学びをサポートします。国際化に対応すべく、英語での討議やプレゼンテーションも行っています。
5年次
関連職種提携実習【臨床実習】※他学部は4年時に実施
最終ステップとなる「関連職種連携実習」では、病院や福祉施設で総合サービス計画(治療やリハビリテーションなどの実施計画)の立案に関わります。病院・施設の各職種が集うカンファレンスにも参加し、本物の「チーム医療・チームケア」を体験します。チューターと施設側の医師を含む専門職が一丸となってサポートします。
薬の専門家となる薬学部生の就職先は、その専門性から非常に多岐にわたります。
薬剤師は、調剤、医薬品の創製と供給(創薬・製造・販売)、薬事行政など、薬に関わるあらゆる分野で、人々の健康な生活を守るために活躍しています。
そのため本学では、学生が希望するフィールドで活躍できるよう、より多くの就職情報を収集することを重視しています。
また、就職担当教員やキャリア支援センターが中心となって、日々の進路相談をはじめ各種セミナー、就職試験対策講座を開催するとともに、さまざまな角度から就職支援を行います。
薬剤師国家試験受験資格
薬学
薬剤師
人の心を研究し、心の健康をサポートする
赤坂心理・医療福祉マネジメント学部心理学科では、臨床心理の最前線で活躍している教員が多数おり、最新の設備、多数の医療福祉関連施設、大学院との一貫教育を通して、医療福祉の現場で実践でき、さまざまなライフステージに寄り添える、「心のケア」のエキスパートを養成します。
東京赤坂キャンパス
・心理学
本学心理学科では、心理学の知見を有する人材育成を目的に、1年次から4年次まで通年単位で「心理学入門演習」、「心理学初級演習」、「心理学中級演習」、「心理学上級演習」を設定し15人程度の小グループによる指導を実施します。また、学問の特性から保健・医療領域、福祉領域、教育領域等における実習体験を重視します。講義での知識修得と合わせて現場感覚を得ることにより、学びが深化するように実習を行います。実習カリキュラムとしては、2年次前期に「心理実習Ⅰ(基礎)」、3年次前期に「心理実習Ⅲ(保健・医療領域)」を必修とし、3年次後期に「心理実習Ⅱ(福祉領域)」、「心理実習Ⅳ(保育・教育領域)」、「心理実習Ⅴ(産業・司法領域)」を選択履修できます。
1年次
心理学入門演習
心理学諸領域を学ぶための基礎的能力を修得することを目的とします。具体的には学生基礎力、レポートの書き方、プレゼンテーション、ディスカッション、情報収集の仕方、心理学で求められる統計調査などのテーマごとに学修を進め、心理学の基本的な視点をふまえて自らのキャリアデザインを描けるようにしていきます。
2年次
心理実習Ⅰ(基礎)
臨床現場で実習を行う意味と、そのために求められる基本的な態度や意識について学修し、今後の実習活動に必要な準備を行うことを目的とします。さらに講義で修得した知識と実習経験をつなぎ、意味づけを行います。 また、実習指導教員の役割についても伝え、充実した学修体験が実現できるように、自己準備をしていく感覚を促します。
3年次
心理実習Ⅲ(保健・医療領域)
保健・医療領域(精神科、心療内科、小児科、医療型障害児入所施設、緩和ケア領域など)の外部実習施設に出向き、臨床現場の見学等の活動を行い、医療領域の臨床現場で求められる感覚や知識・技能について学びます。
4年次
心理学上級演習
4年次のゼミナールにあたります。卒業論文の作成が目的です。卒業論文は学んだ専門科目や実習をとおして得た問題意識を明確化し、論理的にまとめるもので、4年間の学修の集大成としての意義があります。論文のテーマの設定および論文作成は、担当教員の個別指導の下に行います。
医療機関、自治体の心理・福祉職員、教育現場、企業など
公認心理士
臨床心理士
認定心理士
福祉学 /人間・心理学
福祉施設職員 /病院スタッフ /心理カウンセラー /ケアマネジャー
良質な医療・福祉サービスの提供を考える
データ分析により効率的かつ効果的な治療を可能にすると同時に、病院の経営の安定を図ることで医療全体を支え、患者さんの安心につなげていく。それが医療マネジメントです。本学科では、医療データや病院経営の知識と技能を生かした医療専門職を養成します。
東京赤坂キャンパス
・医療福祉学
実務重視の少人数教育で、情報・経営管理のプロをめざす
1年次は医学、経営管理、データ解析の基礎を学び、2年次・3年次には診療情報管理士、医療経営管理、医療データ解析の各領域の学びと1か月間におよぶ病院実習を実施します。実務重視の学修で、診療情報管理士をはじめ医療経営に関わるさまざまな資格取得をめざせるカリキュラムです。経験豊かな教員による少人数教育と充実したゼミが、学生の学びをバックアップします。
1年次
ゼミナール(入門)
医療・福祉に関わる仕事に就くことを前提に、日本の医療・福祉制度の仕組みや職業倫理など、基本的な知識を身につけます。また、4年次に卒業論文を執筆することを目標に、レポート作成の手順、効果的な図表の作成方法、プレゼンテーションのコツなどを学びます。
2年次
ゼミナール(専門)
教員がそれぞれの専門に基づいてテーマを設定し、開講します。学生は、各自が最も専門性を深めた い分野、卒業論文のテーマ、将来の進路などを考慮して所属したいゼミを選び、担当教員との面談などを経て決定します。 その中で、3年の病院実習に備え、病院の仕組みや経営管理、情報処理などの実践的な知識を蓄えます。
3年次
病院実習
4週間の病院実習では、受付、カルテ整理、保険請求のやり方などの事務作業を通じて病院内の仕事を知り、経営会議や人事労務体験で病院経営を理解し、院内コンピュータシステムの仕組みから病院の情報管理を学びます。座学で学んだ知識・技能を現場体験で実践的に捉えなおし、より確かなものにします。
4年次
関連職種連携実習(選択科目)
看護、薬学、リハビリテーションなどの専門職をめざし、他の学科で学んでいる学生たちと一緒に実習を行うことで、多職種での連携・協働がどういうものかを知り、「チーム医療・チームケア」を実際に体感します。どの学科を卒業してどんな職種に就いても、チームの一員として患者さんを支えることに変わりはありません。
医療機関、一般企業、官公庁など
診療情報管理士
診療報酬請求事務能力認定
医師事務作業補助技能認定
日商簿記検定
経営学検定
ITパスポート
医療情報基礎知識検定
日商PC検定
社会福祉主事任用資格
医学 /その他
医療秘書・医療事務 /福祉施設職員 /病院スタッフ
看護力と人間性を兼ね備えた、質の高い医療専門職を養成
確かな実践能力と高い専門性を身につける充実した実習環境。
看護師・保健師国家試験の高い合格率を誇る手厚い国家試験対策指導で、
高い看護力と豊かな人間性を兼ね備えたヒューマンケアを担う人材を育てます。
医療専門職としてのキャリアプランが、ここで実現できます。
小田原キャンパス
・看護学
・看護を必要とする人々の主体性・価値観・生活を尊重し、質の高い看護の実務者・専門職者
・心身の確実なアセスメント(価値・判断)に基づく高い看護技術力
・看護実践に看護学と関連する諸科学の知識と技術を応用できる能力
・チームケアにおいて、看護の専門的役割が有効に果たせる能力
・国内外の健康問題を理解し、英語を含めたコミュニケーション力による学際的・国際的な思考能力
・病院などの医療機関
・保健所・市区町村保健センター
・国・県・市区町村の行政機関
・訪問看護ステーション
・学校や企業の健康管理室
・教育・研究機関
・看護師
・保健師
・養護教諭一種
看護
保健師 /看護師 /養護教諭
幅広い領域で活躍する人材を育てる場
保健や医療、福祉分野をはじめ、健康増進や予防医療の領域で、
ますます幅広く活躍が期待される理学療法士。
教員、実習指導者が学生をサポートするシステムとカリキュラムで
高い専門知識と人間性においてバランスの取れた人材を輩出しています。
小田原キャンパス
理学療法
・21世紀のリハビリテーション医療に貢献できる理学療法士
・科学性を備えた理学療法士
・社会(地域)生活に貢献できる理学療法士
・共に生きる社会の実現をめざす理学療法士
・バランスの取れた人間性豊かな理学療法士
・病院などの医療機関
・保健所などの医療行政機関
・老人保健施設、福祉施設
・医療機器関連企業
・健康増進センター
・教育・研究機関 等
・理学療法士
理学療法 /リハビリテーション
理学療法士
研究と実習で作業療法について深く学ぶ
「共に生きる社会」の実現のために、作業療法士ができることに
研究や臨床実習で熱く取り組む教育を実践しています。
多様な障害の分野や、さまざまな職域で作業療法の実績を積んだ教員による
1年生から4年生までの縦割りクラス運営で、学生の学びをサポートします。
小田原キャンパス
・作業療法
・あらゆる現場で活躍できる柔軟性・応用力を身につける
・高度で幅広い技術を学び、医療福祉界で活躍できる人材を育成
・さまざまな職種と協力しながら、対象者の生活を具体的に実現する
・病院などの医療機関
・保健所などの医療行政機関
・老人保健施設、福祉施設
・地域保健・医療・福祉分野
・教育センターや地域通園施設
・養護学校などの学校教育分野 等
作業療法士
作業療法 /リハビリテーション
作業療法士
看護実践能力を高める工夫を取り入れた授業・演習
疾患や環境など多種多様な状況にある患者さんに対応するには、より総合的な看護能力が必要となります。そこで看護学科では、多様性、複雑性に対応した看護を創造する、次代を見据えた看護教育をめざします。また、チーム医療の一員として、高度な知識と技術を備えた専門職としての看護職の養成を行います。
大川キャンパス
・看護学
本学には、隣接する福岡県南部地域の基幹病院「高木病院」(506床)をはじめとした多くの関連施設があります。大川キャンパス看護学科では、これらの病院や施設と連携して、看護実践能力を高める工夫を取り入れた授業や演習を行うほか、さまざまな病院・施設で充実した実習に取り組みます。さらに、訪問看護ステーションや市町村の保健行政の場などで実習を展開。これらの学修を通して、看護職として必要な知識・技術を身につけていきます。
主な演習・実習
●小児看護学実習Ⅰ(保育所)
成長発達上にある子どもの身体的・精神的・社会的な特徴や発達課題、子どもと家族を取り巻く環境について理解を促します。保育所での1日の流れのなかで、子どもの成長発達の特徴を理解し、日常生活や遊びを通して発達に応じた関わり方を学ぶとともに、安全面や人権に配慮した援助を実践します。
●地域・在宅看護論実習Ⅰ(対象理解)、Ⅱ(地域療養支援)、Ⅲ(継続看護)
地域で生活する人々の暮らしを健康の視点からとらえ、地域の環境が人々の生活や健康に及ぼす影響、生活を支えるシステムについて学びます。また、地域の方々との世代を超えたコミュニケーションを体験することで、看護の対象者への理解を深めます。さらに、地域住民個々の健康維持への取り組みを知り、地域や行政における地域住民への支援について学びます。
●多彩な機会における他学科の学生との協同学修
専門基礎科目の「関連職種連携論」の講義、「関連職種連携ワーク」の演習、「関連職種連携実習」で、療養者を中心に捉え、多職種連携理解に結びつける学修を行います。特に、関連職種連携実習では成田キャンパス医学部の学生も参加。大川キャンパスの理学療法、作業療法、医学検査の各学科、薬学科の学生と学部・学科の垣根を越えたチーム医療を学びます。
●フィジカルアセスメントⅠ(概論・基本技術・問診・呼吸器系・循環器系)
基本的な問診をはじめ、視診・触診・聴診・打診などのフィジカルイグザミネーションの基本技術を修得します。また解剖学、生理学、病態学などの知識に基づき、シミュレータ等を活用しながら身体機能(呼吸器系・循環器系)の情報をアセスメントし、臨床判断を可能にする能力を養います。
病院・診療所 、訪問看護ステーション 、介護施設・高齢者福祉施設 、官公庁・地方自治体 、空港 、民間企業(総合職・専門職) 、健康・ヘルスケアビジネス 、非営利団体 、国際協力機関
看護師[国家資格] 国家試験受験資格
保健師[国家資格] 国家試験受験資格(選択制・定数あり)
養護教諭二種 保健師資格取得後申請
第一種衛生管理者[国家資格] 保健師資格取得後申請
看護
保健師 /看護師 /養護教諭
最先端の臨床実習教育を基盤に、次世代の理学療法士教育を展開
理学療法士はケガや病気からの回復をめざす従来のリハビリテーション分野はもちろん、 健康支援、プロスポーツやオリンピックのサポートなどの領域へ活躍の場が広がっています。本学科では、こうした新しい領域でも活躍できる「次世代の理学療法士」を養成するために、理学療法の根拠や理論を自分で明らかにして実践する能力が身につくカリキュラムを展開。個々のニーズを発見し、可能性を最大化する教育を行います。
大川キャンパス
・理学療法
本学科では、学修段階に合わせた基礎実習(1年次)、検査実習(2年次)、評価実習(3年次)、臨床実習(3・4年次)を行い、各学年で学修した知識・技術を臨床現場で応用することで、リハビリテーションの実践力を養います。また、1年次から学年ごとに客観的臨床能力試験(OSCE)を行い、臨床技術力および医療人の心構えを身につけます。
主な演習・実習
運動学演習Ⅰ(基礎)・Ⅱ(応用)
「運動学演習Ⅰ」では、実際に機器を使用して身体機能を測定し、理学療法に必要な基本的な知識を学びます。歩行、筋電図、水治療法など、グループに分かれて毎週測定し、結果をまとめます。「運動学演習Ⅱ」では、実際の臨床での考え方に沿って演習を進めていきます。
理学療法診断学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
検査の基礎を演習する授業。学生同士でペアを組み、練習していきます。患者さんの検査の様子を動画で確認し、実際に行います。この講義の実技試験終了後の「検査実習」では、病院や介護施設などで、実際の患者さんや利用者さんの検査を行います。
PTスキルⅠ・Ⅱ・Ⅲ(演習)
理学療法士として必要なスキルを1年次から3年次にかけて学びます。Ⅰは、病院などを見学する「基礎実習」前後に行い、ⅡおよびⅢでは模擬症例を使用して臨床実習に必要な知識や考え方を学んでいきます。学生が評価やアプローチを実演して、リスクなどに配慮できたかを確認します。
臨床実習Ⅰ(入門)・Ⅱ(応用)
臨床現場で実際に使用する理学療法を演習し、身体の関節を円滑に動かすためのテクニックや、中枢神経疾患や整形外科疾患、内部障害に対応する運動療法等を学びます。学内で演習を行い、学生同士技術を学んでいきます。
・理学療法士
理学療法士[国家資格]
公認初級・中級パラスポーツ指導員
福祉住環境コーディネーター
理学療法 /リハビリテーション
理学療法士
コミュニケーションスキルの向上と感性を育む教育が充実
作業療法士は、「対象者一人ひとりの生活の質」を想定して、日常生活を支援する方法を対象者と一緒に考え、実践を通して自立を支援します。そのため、高度な知識と技術だけでなく、「広い視野で物事を考えられる力」も求められます。本学科では、地域活動への参加を通してコミュニケーションスキルの向上に向けた教育と感性を育む体験を充実させ、IG制度などにより学びを深めるさまざまな機会をつくり、身体面でも精神面でも頼りにされる作業療法士を養成します。
大川キャンパス
・作業療法
作業療法士は、障害を持つ人に対して、生活に必要な動作能力の回復を図るためのリハビリテーションを行います。本学科では、作業活動による身体と脳への影響を医学的・工学的な方法を用いて学び、障害を持つ人の評価技術やその特性に応じた治療・支援技術を修得します。また、医療や福祉の作業療法場面で必要なコミュニケーションスキルの基礎を修得することができます。
主な演習・実習
小児作業療法学特論
実際の小児作業療法の治療・介入方法について学びます。作業療法で使用される治療遊具や治療玩具などの分析を行い、治療目的や治療の展開方法について実践的・体験的に学習できるようになっています。
基礎運動機能評価法
作業療法で行う評価のうち、身体機能に対する検査・測定について、意義と目的を理解し、基本的な技術を学びます。検査には、形態測定(腕または足の太さ・長さ等)・知覚検査(触る感覚・痛みの感覚など) •関節可動域測定・筋力検査などがあります。
解剖学実習
リハビリテーションの中で必要となる解剖学(骨や筋)に関する学習を体験的に学びます。 1年生で行う授業であり、初めての医学用語に初めは戸惑うこともありますが、グループでの学習も多く取り入れており、分かりやすく学習することが出来ます。
装具・副子適用論
身体障害領域の作業療法で使用する頻度の高い装具やスプリントを用いたリハビリテーションについて学びます。さらに、スプリントを実際に製作する時間を多く確保し、体験的に学習できるようになっています。
作業療法士
作業療法士[国家資格]
福祉住環境コーディネーター
作業療法 /リハビリテーション
作業療法士
高度先進医療を支える次世代の臨床検査技師を養成
画像診断技術が飛躍的に進歩し、遺伝子検査技術を用いた診断の導入も予想される臨床検査領域では、極めて専門性の高い臨床検査技師が求められています。
そこで本学科では、隣接する高木病院内に設置した「福岡シュミレーション医学センター」、「臨床微生物・遺伝子検査研究センター」を活用してより高度で実践的な教育を実現し、次世代の臨床検査技師を育てます。
大川キャンパス
・医用工学
・公衆衛生学
・臨床検査医学
取得が極めて難しい最高峰の資格「一級臨床検査士」をはじめ、「細胞検査士」、「感染制御認定臨床微生物検査技師」や「認定 臨床化学・免疫化学精度保証管理検査技師」など、多彩な資格を保有する教授陣、臨床現場での経験豊富な各分野の第一人者が多数在籍し、臨床検査教育に特化した授業や手厚い指導を行います。
主な演習・実習
生理検査学実習Ⅰ(基礎)
生理検査では心電図、超音波、呼吸機能検査など患者さんを直接検査します。実習では、患者さんへの検査説明から結果の計測・分析、臨床的考察まで検査の一連の流れを学び、卒業後に医療現場で役立つ技術を修得します。
微生物学実習Ⅰ(基礎)
検査材料の採取や保存方法および無菌操作を学修しながら、染色法、培養法、同定法、薬剤感受性試験、迅速診断法など実践的な微生物検査技術を修得します。
細胞検査学実習
体内から細胞を採取する方法や処理の仕方、染色方法、各種臓器の正常細胞や異常細胞の捉え方を学びます。細胞診の知識と技術を修得します。
遺伝子検査学実習
染色体や遺伝子の変化が病因や治療薬の選択に大きく関係することが明らかとなり、遺伝子検査が臨床検査の場において行われる時代となりました。実習では、遺伝子解析技術の基本的な原理と手技を修得します。
臨床検査技師
臨床検査技師[国家資格]
遺伝子分析科学認定士
医用質量分析認定士
健康食品管理士(食の安全管理士)
臨床検査
臨床検査技師
リサーチマインドを持った臨床に強い医療人としての薬剤師を育成します
現在の医療の現場では、エビデンスに基づいた医療の提供と共に「臨床に強い医療人としての薬剤師」が求められています。これらの要望に応えるために、リサーチマインドの修得ならびに「チーム医療・チームケア」に貢献でき、⼈間性・社会性・国際性豊かな⼈材を育てるために、⾼度かつ専⾨的な知識や技能に加え、コミュニケーション能⼒や応⽤⼒の修得をめざした質の⾼い授業を実施しています。また、各職種の専⾨領域を超えた学部学科横断の「関連職種連携教育」により、幅広い知識を得ることができます。さらに、多くの⼤学関連医療施設を有し、それらの施設を活⽤した充実した臨床実習を受けることができるのが⼤きな特⻑です。
大川キャンパス
・薬学
1年次
基礎を固め教養を高める
「薬学概論」などで医療や社会における薬学の役割、薬剤師の使命、医薬品開発の概略など、一般的な薬学について学びます。「化学」「生物学」、語学などの基礎的な科目を学修し、薬学の基礎をつくります。「コミュニケーション概論」や「メディカルマナー入門」など、薬剤師としての態度を学ぶ科目も設置。「早期体験実習」では学修に対するモチベーションを高めるために、病院、薬局、製薬企業など現場で活躍する薬剤師の姿を見学し、ディスカッションとプレゼンテーションを行います。
2年次
基礎と応用をバランスよく学ぶ
1年次に学んだ薬学の基礎をもとに、生物の生命現象、人体の構造や機能、医薬品の原料となる物質(化学物質やタンパク質)についての基本的な特性や性質をより深く学び、「身体のつくりとくすりの性質」を理解します。「物理系薬学実習」では、機器分析、物理化学の内容を用いた医薬品の物性評価を行い、医薬品の分析法を習得するとともに、得られた結果を解釈して医薬品に対する理解を深めます。「コミュニケーション実習」では、臨床現場で重要となる連携能力や円滑なコミュニケーションをとる能力を身につけます。
3年次
基礎から応用、そして医療薬学へ
より応用的かつ専門的な知識を修得します。私たちを取りまく環境や医薬品がどのように変化していくのか、さらにくすりや疾患と遺伝子の関わりなども踏まえて「くすりがどのように効くのか」を理解します。「分子生物学実習」や「臨床検査医学実習」、「衛生系薬学実習」など、専門性の高い実習も配置。臨床検査実習では個々の患者さんの病態に応じた適切な薬物治療を実施するために欠かせない 臨床検査値の読み方や、異常値と病態との関連性の理解など、薬剤師として知っておくべき手法を学びます。
4年次
医療薬学の理解を深める
3年次までに学んできた薬学の知識をさらに一歩進めて、「くすりをどのように使うのか」を理解します。学内実習の「医療系薬学実習」では、薬剤師業務に必要な知識、技能、態度を身につけ、臨床薬学への理解を深めます。また、5年次以降に行う実務実習に参加するためには『薬学共用試験』に合格しなければなりません。これは、4年次までに身につけた知識と問題解決能力が一定の基準に達しているのかをコンピューターを用いて評価する客観試験(CBT)と、技能・態度を評価する客観的臨床能力試験(OSCE)の2種類の試験で構成されています。
5・6年次
実務実習で実践的な力を身につけ、総合演習で実力をつける
病院と保険薬局合わせて22週間の長期の実務実習が行われます。臨床現場で薬剤管理指導などを行い、より実践的な知識や技能、態度を学び、薬剤師の役割を理解します。また、地域医療や「チーム医療・チームケア」への参画を通して、臨床現場で多彩な薬剤師の役割を学びます。さらに、実務実習以外の期間には卒業研究を行い、科学的根拠に基づく問題提起力や問題解決力とともに、国際性や倫理観を身につけます。総合演習では国家試験に向けた学修に取り組みます。
薬剤師
病院、薬局、行政機関、教育・研究機関など
薬学部既卒者が取得できる資格(業務)
●薬剤師国家試験受験資格 ●登録販売者試験受験資格
●配置販売業者 ●建築物環境衛生管理技術者 ●水道技術管理者 ●薬種商販 売業者 ●ごみ処理施設の技術管理者 ●騒音関係、粉塵関係、振動関係の公害防止管理者 ●甲種危険物取扱者受験資格
薬剤師であれば有利に取得できる資格
●作業環境測定士 ●公害防止管理者 ●環境計量士 ●労働衛生コンサルタント受験資格
薬剤師であれば取得できる資格(業務)
●医薬部外品、化粧品又は医療用具の製造所の責任技術者 ●検疫委員 ●外国製造医薬品等の国内管理者 ●毒物劇物取扱責任者 ●薬事監視員 ●食品衛生管理者
●麻薬管理者 ●向精神薬取扱責任者 ●環境衛生指導員 ●麻薬取締官 ●衛生管理者 ●飼料製造管理者 ●介護支援専門員
薬剤師でなければできない業務
●調剤業務 ●薬局の管理者 ●医薬品一般販売業の管理者 ●医薬品製造業の管理者 ●学校薬剤師 ●保険薬剤師 ●国民健康保険薬剤師
薬学
薬剤師