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近い将来、自動車整備士は不足します。
だから整備士を目指すなら今がチャンス!

ハイブリッドカーや自動ブレーキシステムなど、高機能な自動車が次々に登場しています。今後、電気自動車(EV車)・自動運転システムなどの普及も見込まれます。そのため、最新の知識や技術を持った自動車整備士が必要とされています。

しかし「若者の車離れ」などで自動車整備士の専門学校(大学校)への入学者は全国で7,373人(男7,090人・女283人)と毎年減少の一途です。 近未来の自動車整備士不足を懸念した国土交通省も、業界団体や専門学校と協議会を設立し、自動車整備士確保に向けて動き出しました。 需要が高く、就職が確実で将来性もある自動車整備士は、これから注目の職業です。

※専門学校入学者数は2022年度文部科学省学校基本調査より

 

自動車整備士 資格の違い

資格養成期間特徴
一級自動車
整備士
4年間
主に短期大学・専門学校(大学校)
電子制御やITなどの最先端技術や接客・サービスまで幅広く学べます。
二級自動車整備士2年間
主に大学・短期大学・専門学校(大学校)
自動車の分解整備ができる自動車整備の専門家。約8割の整備士がこの資格を持っています。
三級自動車整備士1年間
主に専門学校・技術
専門校

1年間
主に短期大学・専門学校(大学校)
※二級自動車整備士+1年間という養成校が多い
高等学校の自動車科卒業でも取得できます。自動車の基本的な整備ができる資格です。
自動車車体整備士事故を起こした車のボディ修理の専門家。
自動車
タイヤ
整備士
タイヤについてあらゆる知識を持ったスペシャリスト。
自動車電気装置
整備士
カーナビなどの電気装置の据え付けなどができる電気のプロフェッショナル。

もっと詳しく
資格を見てみましょう

一級自動車整備士

明日の自動車業界をリードする最上級資格

二級自動車整備の知識や整備技術を基に、電子制御やITなどの最先端技術や接客・サービスまで幅広く学べます。

そのため自動車ディーラー(販売店)・整備工場などの企業からは「職業意識が高く幹部候補として期待している」という声が多く上がっており、今後、ますます必要とされる資格です。
よりハイレベルなエンジニアを目指すなら、この資格!

  • 資格の種類
    • 一級小型自動車整備士
    • 一級大型自動車整備士(未実施)
    • 一級二輪自動車整備士(未実施)

二級自動車整備士

自動車整備のプロフェッショナル

自動車の分解整備ができる自動車整備の専門家。ガソリン・ジーゼルの2種類のエンジン整備の他、シャシ(足回りなど)や二輪整備も学びます。
「低圧電気取扱特別講習」を受ければハイブリッド車の整備も可能。二級整備士を持っていれば、自動車に関するいろいろな仕事にチャレンジできます。
自動車整備のまさに基礎資格。

  • 資格の種類
    • 二級ガソリン自動車整備士
    • 二級ジーゼル自動車整備士
    • 二級二輪自動車整備士
    • 二級自動車シャシ整備士

三級自動車整備士

自動車整備の初歩的な資格

中学や高校を卒業後すぐに整備工場で働く方や、独学で自動車整備士を目指す方が最初に目指す資格。点検やタイヤ交換・オイル交換など基礎的な業務を担当できます。エンジンや足回りの分解整備など高度な技術が求められる業務を行うためには2級の資格が必要になります。

  • 資格の種類
    • 三級自動車ガソリン・エンジン整備士
    • 三級自動車ジーゼル・エンジン整備士
    • 三級二輪自動車整備士
    • 三級自動車シャシ整備士

特殊整備士

専門の分野を極める

車体・タイヤ・電装品、それぞれに特化した整備の専門家。
自動車の分解整備ができる二級または一級整備士の資格と併せて取得すると、活躍のフィールドも広がります。

  • 資格の種類
    • 自動車車体整備士
    • 自動車電気装置整備士
    • 自動車タイヤ整備士(現在、実施していません)

車検を担当するには
特別な資格が必要!?

自宅の自動車が2~3年に一回、車検を受けていることをご存知な方も多いと思います。実はこの「車検検査」を担当するのには特別な資格が必要なことを知っていましたか?
その資格は「自動車検査員」といい、自動車検査員のいる自動車整備工場は「陸運局まで車を持ちこまなくても整備工場で車検が完了する」ために需要の高い資格といえます。

「自動車検査員」資格はどうしたら取れる?

養成校等で2級以上の整備士資格を取得する。

国の認定を受けた整備工場で3年以上の実務経験を経た後、講習を受けて「自動車整備主任者」の資格を取得する。

自動車整備主任者:
分解修理の終わった自動車が安全基準を満たしているか検査する専門家。

「自動車整備主任者」として1年以上の実務経験等の条件をクリアした人が「国家試験」を受験し、合格すれば「自動車検査員」の資格を得られます。

自動車検査員:
車検のための点検・整備は自動車整備士にもできますが、整備した自動車に不備がないか、安全基準を満たしているかなどの最終判断を行う「車検検査」は自動車検査員でなければ行うことができません。自動車検査員の資格は定期的な更新を受けて資格を更新する必要があります。

自動車整備士Q&A

Q 自動車メーカー系列の学校とそうでない学校では何か違いはありますか?

A メーカー系列の学校では、そのメーカーの車で実習し、就職先もメーカー系列のディーラー(販売店)が中心です(他メーカーのディーラーや整備工場などへの就職も可能です)。
メーカー系列でない学校では、いろいろなメーカーの車で実習するため、就職先にも偏りがありません。
どちらが有利ということはありません。
学校を選ぶ時に大切なのは「一級」「車体」など、学校が力を入れている分野を知ることです。学校の特徴が自分に適している学校を選んでください。

Q 「大学校」と「専門学校」の違いは何ですか?

A 一級自動車整備士を養成する4年課程を持った専門学校が「大学校」という名称を使えます。ですから、正式名称には〇〇〇大学校の前に「専門学校」または「専修学校」をつけることになっています。

Q 女性でも自動車整備士の就職は大丈夫ですか?

A もちろん大丈夫です。このところ女性が様々な分野に進出して活躍していますが、自動車業界も例外ではありません。男子学生より早く就職が決まった人もいます。女性ならではのサービスも提供できますし、女性ドライバーが気軽に相談できるなどのメリットもありますから、今後も女性の活躍が期待されています。

Q 自動車整備士を養成する大学はありますか?

A 全国に8大学、5短期大学あります。学校によって養成課程は異なりますが、4年制大学はでは一級自動車整備士の資格は取れません(自動車整備に限らず、自動車に関する幅広い分野を学ぶため)。一級自動車整備士の資格は一般的には専門学校の一級整備士養成課程(4年制)または、短期大学か専門学校の2級自動車整備士養成課程(2年制)+一級自動車整備士専攻科(2年制)で学ぶ必要があります(4年制大学に編入して一級を取得できる学校もあります)。

※養成校・資格等についての詳細は「一般社団法人日本自動車整備振興会連合会」

 https://www.jaspa.or.jp/ をご覧ください。

Q ハイブリッドカーや電気自動車(EV車)の整備は学べますか?

A すでに各学校ともハイブリッドカーを実習車として配備しています。ヨーロッパ各国(EU加盟国)で電気自動車の販売をメーカーに義務づけているように、環境に配慮したハイブリッドカーや電気自動車が今後の主流になっていくでしょう。日本政府も2030年度半ばまでに乗用車新車販売で電動車(電気自動車・ハイブリッド車)100%を目標にしています。自動車整備士もこうした流れに対応していく必要があります。

なお、「エコ・カーなど、最先端技術の開発に携わりたい」という人は4年制大学の自動車工学科や機械工学科などで学ぶことをお勧めします。また短期大学・専門学校で二級自動車整備士の資格を取ってから、4年制大学の自動車工学科等に編入することも可能です。

※EUの規制:2035年ガソリン・ジーゼルエンジン車の新車販売の禁止(ハイブリッドカーも禁止。一部例外があります)。

こんなところでも働いている
自動車整備士

自動車整備士

自動車整備士の働く場として皆さんがイメージするのは、メーカー系列の販売店(ディーラー)や自動車修理工場ではないでしょうか。もちろんそれらの施設で働く整備士が多いのは事実ですが、それ以外の活躍の場もたくさんあります。自動車整備士が「働いている職場」を幾つか紹介します。

自動車部品メーカー(製造部門)

クルマの要となる部品の開発~生産を担う。

直接、自動車を整備する仕事ではありませんが、新しい部品を作るときに整備士としての知識が役立ちます。

損害保険会社(関連部門)

クルマに関する保険を取り扱う。

交通事故を起こした時に、保険を適用できるか調査する仕事です。車の構造を知っているので、車の損傷や事故の状況調査を的確に判断できます。

バス会社(関連部門)

クルマを使った事業を展開する。

会社で保有しているバスやタクシーの定期点検が日常の仕事になります。お客様の安全に直結しているので、バスやタクシー・レンタカーなどの安全基準は自家用車より厳しいものになっています。

自動車販売店(ディーラー)(販売・整備部門)

顧客満足度の向上を目指す。

販売店での仕事は整備の他に販売や事務などもあり様々です。車の構造や性能をお客様に説明する時に、整備士の有資格者は信頼感が高くなります。

自動車メーカー(製造部門)

新車の研究開発と部品の組み立てを担う。

クルマの構造、特に足回りやエンジンなどについては自動車整備士としての経験や知識が開発に大変役立ちます。

自動車修理工場(販売・整備部門)

傷ついたクルマを元の姿や性能に戻す。

今のクルマはほとんど故障しませんので、車検・定期点検や交通事故の修理の仕事の割合が多くなっています。

自動車整備士養成校で
身につけられる
整備士以外の主な資格

  • アーク溶接特別教育
  • ガス溶接技能講習
  • 危険物取扱者乙種第四類(国家資格)
  • 損害保険募集人一般試験
  • 中古自動車査定士技能検定(小型)
  • 電気自動車等の整備の業務に係る特別教育
  • フォークリフト運転技能講習
  • リテールマーケティング検定(販売士)

※2023年10月調べ

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